観光名所を回りたくない 「ぱらのま」的観光のススメ
皆さんは旅先ではどのように過ごしますか?
私は旅行には二種類あると思っていて、一つが「予定をたてて観光地を回る」スタイルです。
朝は○○を見て~お昼は有名店に行って~そのあと近くの観光名所を回って~みたいな感じのよくあるものですね。
実のところ、私はこのタイプの旅行はあまり好きではありません。
別に観光名所を見るのが嫌いなわけではないんですけど、別に見るだけならグーグルマップとかで良くないですか?
現地でいわゆる”名所”たちを忙しなく回るのは、なんだか旅情がないなぁと思ってしまうわけです。
旅先ではノンビリ過ごしたい
それで私が好きな旅行のスタイルが、「予定を立てずにふらふらして、現地の雰囲気を楽しむ」スタイルです。
降り立った場所から近場の面白そうな場所を探し、その方向に向かって適当に進みます。
観光名所を回るのが目的ではないので、寄り道だって買い食いだってしてもいい。
面白そうな店があったらちょっと買い物をして、
面白そうな路地を見つけたらちょっと入ってみて、
たまたま見つけた地元の店でご飯を食べて、
たまたま観光できる場所を見つけたら入ってみて、などなど
「見たい場所を全部見れないじゃないか」
確かにそうです、わりと後から後悔します。
でも「行きたかったなあ」とは思えど、「忙しなく効率よく動けばよかったなあ」とは思った事がありません。
どうやって過ごしても、現地で過ごした時間は平等だと思うんですよね。
見逃した観光地で過ごせた分、現地の雰囲気や隠れた名店を知ることが出来ます。
たぶん±0か+0.5くらいで終わってると思うですよね。
あとは、いわゆる”観光名所”だけ見て「この町はこの程度か」って満足するくらいなら、
「現地にはこんな面白い店があるし、まだまだ行きたい観光名所がある!」
って思ってたほうが今後に繋がるしもっと面白いと思います。
私が好きな本に「検索ワードを探す旅」っていうのがあるんですけど、
旅先で検索ワードの幅を広げるなら、後者のふらふらスタイルのほうが理に適ってると思うんですよね。
よくある「○○を一日で回るならこのコース!」みたいなのに乗っかるのではなくて、「現地で自分の直観と興味に従ってフラフラ」するほうが知見も広がると思っています。
スマホで観光のための情報だけを知るのではなくて、現地でパンフレットや現地民の情報を使って動く。
このほうが面白い出会いがありそうですよね。
文字通りの現地にしかないものたち
観光名所から外れた小さなお店には、「文字通りそこでしか見れないもの」があります。
夫婦で経営しているアクセサリーショップや、漁師とか農家がやっている小さな食堂などなど。
そこでの人や物との出会いってたぶん、本当の意味で行かなければ出合えないものだと思っています。
そういう場所に行けば、大抵はフレンドリーな現地民がいろいろ教えてくれます。
ちょっと買い物した店で「この辺で美味しい店どこ?」とか聞くのがオススメです。
美味しい店どころか、周辺の情報やその人の出で立ちなどなど全部が手に入ります。
そんな風に、ある場所を「観光地として消費する」のではなくて「一人ひとりが住むユニークな場所」として楽しむのもアリなんじゃないかなというお話でした。
たまにはランダムに身を任せてみるのも楽しいものです。
別に、観光名所を回る旅行を否定するわけじゃないんですけどね。
ただ単に、私は現地をフラってしたいなっていうだけです。
それで何が言いたいかというと、そんなフラッと旅行気分が味わえるマンガがあります。
パラノマ
「残念なお姉さん」と共に巡るオトナ力無駄に発揮な鉄道小旅行の数々。「乗り鉄」「撮り鉄」等、鉄道好きも様々ですが彼女は素直に「旅鉄」です。 Amazon紹介文より
残念なお姉さんが、電車にのって現地でフラッとするために電車にのるマンガです。
私は全く電車には詳しくないんですけど、意味もなく電車に乗りたくなるような作品でした。
ヤマノススメが登山のバイブルなら、これはリョコウノススメって感じです。
上に書いたことに共感していただけたなら、きっと楽しんでいただけると思います。
ノープランで旅行に行って、たまたま出会ったほかの観光客と過ごしてみたり、
路面電車に乗るために旅行して、地元の商店街を楽しんだりしてるマンガです。
旅行は楽しいけれど、時間もお金もかかるし中々機会がないですよね。
この作品では主人公がめっちゃ旅行してるんですけど、どこからお金を出してるんだか。
このマンガなら時間もお金もかけずに、旅行している気分を味わうことができます。
電子書籍なら買いに行く時間もかかりません。
旅行に行きたくても行けない、それならマンガで旅行気分を味わってみるのはいかがですか?
ぜひ読んでみてください。