田舎で農業でもして過ごしたい 「ふらいんぐうぃっち」みたいな生活がしたい
ふらいんぐうぃっち 7巻発売!
先日、自分が好きな漫画の「ふらいんぐうぃっち」の7巻が発売されました。
嬉しい。
なんでこのマンガが好きな理由は、
「制約があるなかで好きなことをしている」
っていう点なんです。雰囲気とかも好きですけど。
その好きなことっていうのが、この作品の主人公だと魔法使いになるための修行なんです。
一人前の魔法使いになるためには、魔術の知識だけじゃなくて農業とかの植物の知識も入れなきゃいけない。
だから居候先の土地を借りて、そこの跡継ぎ予定の息子と一緒に畑作業をします。
まだ高校生なので学校に行き、魔女のコミュニティにも顔を出し、採れた作物でご飯をつくってみんなで食べたり、などなど。
これが自分の理想の生活スタイルで、本当に読んでて楽しいんです。
自由気ままな生活の後ろめたさ
皆さんは、今やりたいことありますか?
私も無くはないんですけど、それに打ち込むと後ろめたさを感じてしまうんですよね。
自分でやることを決められるからこそ、それによる義務と責任を負わなければならない。
「本当にこれで良かったのだろうか」と考えながら動かなければいけない。
私にはちょっと荷が重い。
そこで欲しくなるのがいわゆる"言い訳"です。
「私は○○という制限があるから、まあしょうがないよね」
と言わせてくれるような制限が欲しくなります。
(未来のことを知らない以上、言い訳となるかは怪しいけれど)
ふらいんぐうぃっちは理想の生活
これが真琴の高校生という設定の部分に当たります。
高校2年生とかの、まだ受験とか就職を気にせず遊んでられる時期って、なんか「無敵」な感じしませんでした?
試験が赤点でも、遅刻しすぎて怒られても、「まぁなんとかなるでしょ」っていう無敵感があったと思います。
しかしこれが受験期になると、
「遊んでるより勉強した方がな…」
とか
「もっと効率良く勉強しないと…」
っていう義務感に駆られて何も楽しめなくなってしまう。
これって、さっきの制限が無くなるからだと思うんですよね。
「今は○○しとけばオッケー」裏を返せば「今は○○で忙しいから」
みたいな言い訳が出来なくなってしまう。
こういうのって「セルフハンディキャッピング」とかいって忌避されがちですけど、精神衛生上は必要なことだと思うんですよね。
そして「ふらいんぐうぃっち」にはこれがあります。
高校生という制約のもと、魔女修行と、農業を通したコミュニティでの活動。
本当に最高。
魔女っていうと親近感が湧かないかもしれないんですけど、要はオタクとか研究者っていう意味だと思っています。
たまたま興味のある分野が、アニメでも化学でもなく魔法だったのが魔法使い。
高校生という無敵の時に、好きな魔法の研究をして、居候先でみんなで自然に触れたりコミュニティの輪を広げたりする。
近所には同じような魔法使いがいるので、そこに遊びにいったり魔法とかを教えてもらったりする。
ついでに居候先の少女に、簡単な魔法を教えてあげたりする。
これって要は、自分の興味関心を布教したり教えてもらったりしてるってことですもんね。
先行きを(今は)気にすることなく、自分のやりたいことを、志を同じくする人たちとすることができる。
何度でも言うんですけど本当に最高。
離島に移住も悪くない
似てる気がするジャンルに「ばらかもん」とかもありますね。
書道家が離島に移住するハートフルスト―リーみたなマンガで、こっちのほうが有名でしょうか。
面白くて好みのマンガではあるんですけど、比較的、物語りに抑揚があって面白すぎちゃうんですよね。
ハプニング(そこまで深刻ではないけど)があるので、非日常感がちょっと強い作品です。
通読して物語として楽しむには素晴らしい作品ではありますが、マンガみたいな生活するなら「ふらいんぐうぃっち」の方が好みかなぁ。
主人公の半田先生みたいな生活じゃなくて、現地に根を生やしてるナルとかそのおじいちゃんみたいな生き方のほうが好きです。
「ばらかもん」も18巻で終わっちゃうみたいですね。
寂しい。
田舎でゆるりと生きていたい
将来的には、こんな漫画みたいなフワッとした生活をしたいなぁと思っています。
人口が少ない地方に行って、農業しながら好きな研究なり趣味なりに明け暮れる日々を送ってみたい。
農業舐めんなって言われそうですけど、まあ家庭菜園くらいを嗜みながら好きなことを研究してみたい。
先行きの心配がない状況で、好きなだけ好きなことをしたい。
無い物ねだりだろうなとは薄々感じてるんですけどね。
結局は今がいちばん自由なんだろうなぁ。
なのでとりあえずは「ふらいんぐうぃっち」を読んで我慢しておくことにします。
以前も別記事でかなり推してたマンガなので、本当にオススメです。
青森の田舎で好きなことするマンガ、読んでみませんか?
感想お待ちしております(ふらいんぐうぃっちの)
ぜひ試し読みだけでも。