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異色のメガネマンガ!「眼鏡橋華子の見立て」が面白い!

「メガネ」で人類を救う漫画って読んだことありますか?

メガネ美女が超能力や魔法で無双するマンガはあれど、メガネ自体がテーマのマンガはなかなか見ないでしょう。

でも、「メガネ」がテーマで「メガネ」で人類を救っちゃうマンガ、あるんです。

今回は、そんな異色のメガネマンガ、「眼鏡橋華子の見立て」を紹介します。

 

眼鏡橋華子の見立て

あなたの人生を変える、最高の「相棒=メガネ」探します。日本人の2人に1人がメガネを必要とする時代に贈る、メガネが主役の「メガネ漫画」!! 作中には、金子眼鏡の「泰八郎謹製」、999.9(フォーナインズ)の「リムレスフレーム」などが登場。謎の美女・眼鏡橋華子(めがねばし・はなこ)が誘う、めくるめくメガネの世界――。あなたのお眼鏡にかなうメガネ、きっと見つかります。 Amazon紹介文より

主人公は銀座の「眼鏡画廊」というオシャレなメガネ屋さんで働く眼鏡美女「眼鏡橋華子」

そんな彼女が、うんちくを披露しながらなんと”眼鏡”で人を救っていきます。

 

”メガネ”で心も解きほぐす

魔法やスキル、超能力で人類を救う漫画は多数あれど、眼鏡で人を救う漫画はこの作品くらいでしょう。

「眼鏡画廊」を訪れるのは様々な悩みを持った人たち。

多種多様な悩みたちを、主人公は持ち前の知識とメガネ愛でバシバシ解決していきます。

 

一巻の一番の難所は、終始落ち着きがなくて癇癪を起している男の子。

その子は母子家庭で育ち、母親は彼の癇癪はそれが原因だと考えているようです。

しかし眼鏡橋華子はあることに気づき…

彼女の見事な推理と解決法は圧巻の一言です。

問題の本質を見抜く目力、解決へと導くことが出来る知識量、どれをとっても最高。

子供だけでなくライターやプログラマーなど、いろいろな特徴を持つ人々を、彼女は眼鏡で救っていきます。

 

愛と知識がすごすぎて、まるでメガネの教科書

作者のメガネに対する知識量が半端じゃないです。

吹き出し中のうんちくも凄いですが、それが欄外にまで及んでしまう情報量。

士郎正宗を彷彿とさせるレベルです。

老舗の技術の結晶のようなメガネや、最新技術を搭載したハイテクメガネまで様々なメガネが登場します。

そんな眼鏡たちの特徴や製法、その技術たちを余すところなく教えてくれます。

初心者にも眼鏡の素晴らしさがわかるレベルの、眼鏡に対する愛情が伝わってくる作品です。

 私は眼鏡をかけませんが、なのにちょっと眼鏡屋に立ち寄りたくなってしまいます

 

 絵もキャラクターもメガネも超綺麗

いわゆる「眼鏡美女」と呼ばれるキャラクターが登場する作品は数あれど、この作品が一番だと思います。

和装×眼鏡×ミステリアス×美女というフェチを詰め込んだかのような主人公ですが、本当にカワイイ!

メガネがいいアクセントになっています。

キャラクターの造形からも作者のメガネ愛が感じられるでしょう。

登場人物が自分にあうメガネを見つけたときの描写は必見です。

似合っているメガネに変えるだけで、こんなに顔の印象が変わるんだなと驚かされます。

メガネを選ぶという行為は自分自身と向き合う行為 作中より

 顔に着けるものだからこそ、自分がどう見られたいかが顕著に表れるのがメガネ。

 そんな重要すぎる「メガネ」を適切にオススメするのが今作の主人公。

似合うメガネを見つけてあげるだけでなく、その人の問題もついでに解決しちゃいます。

どうやって「メガネ」で解決するのか、ぜひ読んで確かめてください。

 

 メガネってホント凄い

初めての視覚補助器具は、700年前にさかのぼるとか。

そして「鼻あて」を発明して今の形に近づけたのは日本人の功績だそうです。

そんな眼鏡ですが、以前はかけているとからかわれたり、奇異の目で見られたりしたそう。

しかし今では様々なタイプのメガネが発明されたおかげで、伊達メガネなどオシャレのために使う人が出てくるほど、人々に受け入れられるようになってきました。

技術の発展に万歳。

メガネのおかげで、視覚のおかげで日常生活を送りづらいでも、支障なく生きられるようになりました。

科学技術と人間の思いの結晶ですね。メガネってホント凄い。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

異色のメガネマンガ「眼鏡橋華子の見立て」は圧倒的なうんちくとメガネ愛が詰まった最高の作品です。

読んだらメガネが好きになること間違いなしでしょう。

ちょっとメガネの世界に足を踏み入れてみませんか?

 

 

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