旅行で大事なのはどこに行くかじゃない
こんな記事を読みました。
良いですよね、半島の端っことかを訪れてみるのも。
何にもないけど、とりあえず行ってみたい。
最高です。
ここから先は元記事の内容とは関係ないかもしれません。
以前も別の記事で書いたんですけど、個人的には「旅行で大事なのは観光地を回ることじゃない」と思っています。
別に回るのもありですけどね。
でもそれで表面的な有名スポットだけ見て回って、「あーこんなもんか」って満足するのは勿体ないんじゃないかなと思います。
旅行で大事なのは非日常感
旅行で楽しいのって、「この建築物めっちゃすごい!」って感動する点ですかね?
私はそれよりも、そこまで行く過程の「日常から離れる感」と「現地での非日常的な体験」だと思います。
日常から離れる感、いわゆる「やらなきゃいけないこと」とかから逃れるのも旅行の大事なポイントではないでしょうか。
例えば友人と飲みに行っても、「明日は○○あるしなぁ」とか考えて、楽しみ切れないことってありますよね。
終電も気にしなきゃいけないし、あくまでそれは日常の一コマなのでお金も使えないしで楽しみ切れない。
今いる場所から逃れる
でも旅先ではそれから逃れられませんか?
今は旅行中だし、せっかくだし楽しむかって気分になりますよね。
ちょっとお金を使って美味しいもの食べたり、普段では出来ないようなことをする。
非日常感を楽しむためには、普段いる場所から離れたほうがやりやすい。
そのために旅行ってある気がするんです。
遠出するときの電車でもバスでも、「今は日常の延長ではない」って感じになりません?
飛行機とかそんな感じですよね。
空港でちょっと高いわりに大して美味しくないご飯食べられるのも、日常から離れられてるおかげだと思うんです。
旅先での体験
もう一つの「現地での非日常的な体験」も同じような感じでしょうか。
「今は旅行中だから」という言い訳ができるおかげで何でもできてしまう。
地元のご飯と同じくらい美味しいものって、たぶんどこにでもある気がします。
でも旅先で食べるご飯ってもっと美味しく感じますよね。
観光スポットでも同じでしょうか。
正直、まぁまぁ大きい都市に住んでたら、見て回れる場所っていくらでもありますよね。
まぁ見るだけならネットでいくらでもできますし。
でもわざわざ遠くまで行って観光する理由ってやっぱり、非日常感を感じるためなんじゃないかなと思います。
どこに行くかは大事じゃない
そういう点で考えたら、別にどこに旅行に行ってもたいして変わらないと思います。
別にどこに行ったって、ご飯食べたりフラフラしたりして過ごすって点では変わりありませんしね。
何にもないけど半島の先?いいじゃないですか。
東京に住んでるけどわざわざ浅草?それもありですね。
旅行に関しては「行く場所」ってよりも「行く理由」のほうが重いんじゃないでしょうか。
「○○をしに行く」とか「○○したい」っていう最もな理由を見つけてとりあえず行ってみれば、別にどこでも楽しいと思います。
たぶん旅行の高揚感とかに当てられて、何でも楽しく思えるんじゃないでしょうか。
なのでもしかしたら、「(有名な観光スポット)があるから行く」のと「(半島の先っちょに行くみたいな体験)がしたいから行く」っていうのに大して差はないかもしれません。
日常から離れてみる、っていう点ではどちらも同じじゃないですかね。
まぁでも、「その理由がどのくらいの重みがあるのか」は人によって違うので、なかなか難しいとこですね。
ただ単に私が日常から逃れたいだけなのかも。
めっちゃこのブログに出てくる、phaさんの「ひきこもらない」にも書いてあるんですけど、
私の旅行の考え方でいったら、「電車に乗って適当な街に行く」みたいな旅でも楽しめるかもしれないですね。
今いる場所から逃げ出して、現地の生活を見てみる。
商店街とか大きめのショッピングモールとかを見て、現地のよくわからない小さな店でご飯を食べる。
それで夜は民宿にでも泊まれば、私にとっては立派な旅行ですね。
逃げたい現実からの旅行、なんつって。